本当に美味しいうなぎを選ぶには？世界のうなぎの種類と浜名湖産の魅力を解説！

あなたが食べているうなぎ、どこの産地か知っていますか？

こんにちは。
今日も美味しいうなぎのお話からスタートしますね。

みなさんは、普段食べている「うなぎ」がどこで育ったものかご存じですか？

うなぎは英語で「eel」、漢字では「鰻」と書きます。
この「鰻」という字、左側の「魚」は魚を表し、右側の「曼（まん）」には「細くて長いもの」という意味があり、まさにうなぎの姿そのものですね。

うなぎは世界に何種類いるの？

実は、世界には 19種＋亜種3種、あわせて20種以上のうなぎが生息しています。
その中でも、食用として流通しているのは主に4種類。

ニホンウナギ（ジャポニカ種）はどんなうなぎ？

私たちが日本でよく食べている「うなぎ」は、この ニホンウナギ（Anguilla japonica）。
細長くスマートな体型で、背は黒っぽく、お腹は白または淡い黄色です。
味わいはあっさりとしていながらも、香ばしい風味がしっかり。

◆ ① ニホンウナギ（Anguilla japonica）

日本国内で最も多く流通している品種です。
体型は細長い円筒形で、背中は黒～緑色、腹部は白または淡い黄色。目は小さめで、下あごがやや突き出ています。

・味の特徴：あっさりとした上品な味、風味が豊かで香ばしい
・生息域：日本、中国、朝鮮半島、台湾など
・サイズ：成長すると全長80〜100cm程度
・備考：国内で流通する「国産うなぎ」の大半がこの種。現在、**絶滅危惧IB類（EN）**に指定されています。

現在、国内で流通しているうなぎのほとんどは養殖もの。
なかでも「浜名湖」「鹿児島」「宮崎」などが名産地として知られています。

ヨーロッパ・アメリカ・ビカーラ種の違いは？

日本に輸入されているうなぎには、ヨーロッパウナギやビカーラ種もあります。
価格が手頃なものの、食感や風味、脂ののりがニホンウナギとは少し異なります。

特に「ビカーラ種」は、身が白っぽく、脂が控えめ。
「うなぎの風味は好きだけど脂っこいのは苦手」という方には合うかもしれませんね。

◆ ② ヨーロッパウナギ（Anguilla anguilla）

EU圏や北アフリカの河川に生息。日本には主に中国で養殖されたものが輸入されています。

• 味の特徴：脂のりが良く、やや濃厚な風味
• 見た目：ニホンウナギに似ているが、やや丸みを帯びた体型
• サイズ：最大80cm前後
• 備考：2009年からワシントン条約の付属書IIに指定され、輸出規制あり。絶滅危惧種

◆ ③ アメリカウナギ（Anguilla rostrata）

北米東海岸に分布。商業的には主にアメリカやカリブ地域で利用されます。

• 味の特徴：肉厚でふっくら、柔らかい食感が特徴
• サイズ：最大で100cm以上になることも
• 備考：2014年、IUCNのレッドリストにて絶滅危惧IB類（EN）に分類

◆ ④ ビカーラ種（Anguilla bicolor bicolor）

インド洋から東南アジア、オセアニアの太平洋地域にかけて生息。
比較的流通量が多く、コストパフォーマンスの良さから外食産業などで使用されることがあります。

• 味の特徴：脂がやや少なく、あっさりめ。柔らかく白っぽい身質
• サイズ：最大120cm前後。ややずんぐりとした体型
• 備考：**2014年、準絶滅危惧種（NT）**に分類
  ※類似亜種：ビカーラ・パシフィカ（Anguilla bicolor pacifica）

セレクトフードが扱うのは「浜名湖産」のみ

当店「セレクトフード」では、**静岡県・浜名湖産のニホンウナギ（ジャポニカ種）**のみを取り扱っています。

浜名湖の自然豊かな環境で育てられたうなぎは、臭みが少なく、上品な脂のりと、ふっくらした焼き上がりが自慢です。
しっかりと「浜名湖うなぎ」であることを確認した上で仕入れていますので、ご安心ください。

※ショップ名に「浜名湖」とついていても、実際には産地が異なる場合もあるのでご注意を。

まとめ

「うなぎ」と一言で言っても、実はさまざまな種類があるんです。
知らずに食べているうなぎの種類や産地に、少し目を向けてみると面白い発見があるかもしれません。

本当に美味しいうなぎを食べたいなら、ぜひ一度「浜名湖産」のニホンウナギをお試しくださいね！