雨水(うすい)―雪が雨へと変わり、春の気配が満ちてくる頃
二月も後半に入り、暖かい日があったかと思えば、翌日はぐっと冷え込む――。
この時期はまさに「三寒四温」。寒さとぬくもりが交互に訪れながら、少しずつ春へと向かっていきます。
梅の花も見頃を迎え、季節の移ろいを感じられるようになりました。
雨水とは? ― 春の始まりを告げる節気
暦の上で本日からは「雨水(うすい)」です。
2026年の雨水は 2月19日から3月4日頃まで。
二十四節気のひとつで、
降る雪が雨へと変わり、氷が解けて水になる頃 とされています。
厳しかった冬がゆるみ、大地が潤い始め、草木が春の準備を整える――
自然界が静かに目覚め始める、大切な節目の時期です。
この頃になると、沈丁花のつぼみが膨らみ始めるなど、身近な場所にも春の兆しが見られるようになります。
農耕の準備を始める目安の時期
雨水は、次の節気「啓蟄(けいちつ)」までの期間で、
昔から 農作業を始める目安 とされてきました。
雪解け水が田畑を潤し、土がやわらかくなり、
いよいよ「命を育てる季節」が始まります。
雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる?
女の子のいるご家庭では、
雨水の日に雛人形を飾ると良縁に恵まれる と言われています。
もともと雛祭りは、水に関わる行事。
人形に厄を移して川へ流した「流し雛」が由来とされているため、
水が豊かになる雨水の時期は、とても縁起が良いと考えられてきました。
「立春に出しそびれてしまった…」という方にも、
雨水は雛飾りを始める絶好のタイミングです。
七十二候に見る、春への細やかな変化
● 初候「土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)」
(2/19〜2/23頃)
冷たい雪が暖かな雨へ変わり、大地がしっとり潤い始めます。
● 次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
(2/24〜2/28頃)
春霞がたなびき、遠くの山々がやわらかく見える頃。
● 末候「草木萠動(そうもくめばえいずる)」
(3/1〜3/4頃)
草木が芽吹き、新しい命が動き出します。
自然は、目には見えないほどゆっくりと、しかし確実に春へ向かっています。
季節の変わり目こそ、体を整える食を
雨水の頃は、暖気と寒気が入り混じり、体調を崩しやすい時期でもあります。
特別な行事食はありませんが、栄養のある食事で体を整えることが何より大切 です。
セレクトフードでは、季節の変わり目におすすめしたい、
滋養豊かな食材や旬の味覚をご用意しています。
寒暖差に負けない体づくりに、
ご家庭での食卓に、
春を迎える準備として――
ぜひ、こだわりの味わいをお役立てください。
「季節を感じ、季節を食べる」
それが、日本の暮らしの知恵です。

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