小雪(しょうせつ)── 冬の気配が近づく頃に。七十二候と橘の色づき、こたつと三ケ日みかんのすすめ

小雪 初雪に積もった椿

11月も後半に入り、日ごとに風の冷たさが増してきました。
街なかでは冬のコート姿が目立ち、朝晩に布団のぬくもりが恋しくなる――そんな季節感を強く感じる頃ですね。

今日は二十四節気のひとつ、**「小雪(しょうせつ)」**です。
小雪は「雪が降り始める頃」という意味で、**2025年は11月22日(土)〜12月6日(土)**がこの期間にあたります。
まだ大量に積もるほどではなく、さまざまな地域で“初雪の便り”が届き始めるのが特徴です。
浜名湖のある東海地域では積雪は稀ですが、北風の冷たさで冬の訪れを実感するようになります。

二十四節気をさらに細かく分けた「七十二候」では、小雪の時期に次の三つの候が巡ってきます。

  • 虹蔵不見(にじかくれてみえず) — 11月22日頃〜
    日差しが弱まり、虹を見かけにくくなるころ。短時間で消えるような薄い虹が出やすくなります。
  • 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう) — 11月27日頃〜
    北風が勢いよく吹き、木の葉を吹き飛ばす頃。「朔」は北の意を含み、木々の葉が吹き払われる景色が広がります。
  • 橘始黄(たちばなはじめてきばむ) — 12月2日頃〜
    橘(たちばな)の実が黄色く色づきはじめる時期。橘は日本古来の柑橘の一つで、常緑であることから不老長寿の象徴とされ、古くから縁起物としても親しまれてきました。

寒さが増すこの時期、家で過ごす時間がぐっと増えます。冬の定番といえば、やっぱりこたつでみかん
手に取るたびにさっと皮をむけてほおばれば、ビタミンCが体の中にすっとしみわたり、心もほっとあたたまります。

三ケ日みかん早生
三ケ日みかん早生は皮が薄くて食べやすく、味は甘みと酸味のバランスの良いみかんです。

当店がご紹介する**三ケ日(みっかび)みかん(早生)**は、まさに今が旬。
温暖な気候と日照に恵まれた産地で育ち、甘さとほどよい酸味のバランスが抜群です。
寝冷えしやすい季節の体調管理に、風邪予防のビタミン補給に、また家族や来客のおもてなしにもぴったり。
素材そのままの甘みを味わっていただけます。

寒い日には温かい飲み物やおやつといっしょに、あるいは食後のデザートとして。ほっとする季節の一皿に、三ケ日みかんをどうぞ。