酉の市の由来と楽しみ方|縁起熊手・屋台・帰宅後の温かい晩ごはん(浜名湖すっぽん・金目鯛のご案内)

酉の市 縁起 熊手

今年も残りわずか。晩秋の風物詩が街に戻ってくる頃となりました。来週11月12日(水)は恒例の「酉の市」。威勢のいい掛け声、色とりどりの縁起物──寒さの深まる季節に、商売繁盛や家内安全を願う人々が神社に集います。

酉の市は、関東を中心に古くから続く年末行事のひとつ。開催日は旧暦の十二支で「酉(とり)」の日に当たり、11月は「酉の日」が12日ごとに巡ってくるため、年によって一の酉・二の酉・三の酉と分かれます。今年は一の酉が11月12日(水)、二の酉が11月24日(月)。地域によっては三の酉まで賑わう年もあります(民間の言い伝えでは「三の酉の年は火事が多い」とも言われますが、これもまた年末の風物詩の一部です)。

酉の市の由来と変遷

酉の市の起源には諸説あります。江戸時代の記録をひもとくと、もともとは農民が鎮守に感謝する「収穫祭」的な性格があり、鶏を奉納した記述が残ります。また、日本武尊(やまとたけるのみこと)や日蓮上人にまつわる伝説が伝わるなど、地域ごとに異なる伝承が混ざり合って今日に至っています。浅草の鷲(おおとり)神社や、足立区の大鷲神社などが有名で、江戸の庶民文化と密接に結びついて発展してきました。

見どころは「縁起物の熊手」

酉の市の名物といえば、大きく飾られた「縁起熊手」。もともとは落ち葉をかき集める道具でしたが、やがて「運や福をかき込む」縁起物として愛されるようになりました。熊手には、鶴や鯉、打ち出の小槌、宝船といった吉祥モチーフが飾られ、年ごとに大きさを変えて買い替えることで「福を積み上げる」習慣も生まれています。熊手を授かる際の「商売繁盛!」という掛け声は、江戸っ子の粋(いき)を感じさせます。

屋台と郷土の味──あったかい食の風景

境内の屋台には焼きそばやフランクフルト、甘味など定番の縁日フードが並びます。江戸時代には縁起物として「頭の芋(とうのいも)」や「黄金餅(こがねもち)」が売られていた記録もあり、食文化の面から見ても興味深い行事です。寒さが増すこの季節、屋台の湯気や焼き物の匂いは心まで温めてくれます。

酉の市の夜は、家であたたかい食卓を

酉の市へ出かけたら、帰りに温かい鍋で体を温めるのがおすすめです。セレクトフードでは、寒い晩にぴったりの滋味深い鍋素材をご用意しています。たとえば――

伊豆 金目鯛のしゃぶしゃぶセット:脂のりよい金目鯛をさっと湯通しして。上品な旨味が口いっぱいに広がる、特別な晩酌やおもてなしにも合う一品です。

浜名湖 すっぽん鍋セット:コクのあるスープで体の芯から温まります。滋養豊富で、これからの季節のスタミナ補給に最適です。

どちらも贈答用・家族団らん用に人気が高く、保存や調理のしやすさにも配慮したセット販売を行っています。酉の市で福を授かり、帰宅後はあたたかい鍋でほっと一息。そんな晩秋の過ごし方はいかがでしょうか。


セレクトフードからのご案内

酉の市で「福」をいただいたら、ぜひ“食”でも運気を整えてください。浜名湖すっぽん鍋・伊豆金目鯛のしゃぶしゃぶは、季節の贈り物やご家庭の特別な一膳に最適です。商品ページで詳しい内容・お取り寄せ方法をご覧いただけます。