「シルバー=高齢者」は和製英語?――“シルバーシート”誕生秘話と9月の敬老行事

こんにちは。9月は“お年寄りを敬う”行事が多い季節。電車で見かける**「シルバーシート」や、ニュースで耳にする「シルバー世代」という言葉、よく使いますよね。
でも本来 silver は英語で「銀/銀色」。英和辞典にも「高齢者」という意味は出てきません。実は、「シルバー=高齢者」は和製英語**なんです。
なぜ「シルバー=高齢者」になったの?
きっかけは 1973年ごろの国鉄(現・JR) で導入された「高齢者向け座席」だといわれています(※諸説あり)。
敬老の日に合わせて山手線・京浜東北線・中央線で専用席を設けることになったものの、当時は予算や準備の制約から座席そのものを作り替えるのが難しく、“色だけ変える” ことに。そこで、座席製造の工場に残っていた 新幹線用の“銀色(シルバー)の生地” を用いたことから、「シルバーシート」 という名称が生まれ、「シルバー=高齢者」 のイメージが広く定着していった――というエピソードが伝わっています。
「いぶし銀」「銀髪」といった日本語の連想も後押しして、名前がすっと浸透したのでしょう。
いまは多くの路線で表記は**「優先席」が主流ですが、「シルバーシート」**は今でも通じる“愛称”です。
9月は“敬老”を見つめ直す月
- 敬老の日:9月の第3月曜日。多年にわたり社会に尽くしてきた高齢者を敬い、長寿をお祝いする祝日。
- 老人の日:9月15日。高齢者福祉への理解や関心を高め、社会全体で助け合うことを促す日。
- 老人週間:9月15日~21日。内閣府などで啓発キャンペーンが行われます。
似ているようで、敬老の日=“お祝い”/老人の日=“啓発・福祉” と、役割が異なるのがポイント。
また、お祝いの対象年齢に厳密な決まりはありませんが、老人福祉法の「満65歳以上」を一つの目安にするご家庭が多い印象です。
さりげなく、心に残る“敬老ギフト”
せっかくの機会だからこそ、**“体にやさしい美味しさ”**で感謝を。セレクトフードコパンでは――
- 浜名湖産うなぎ(蒲焼・白焼き):ふっくら香ばしく、元気を届けるごちそう。
- しらす・煮干し・桜えび:カルシウムやミネラルが手軽に摂れる“毎日の一品”。
- 静岡マスクメロン(アローマメロン「山」ランク):特別な日にふさわしい上品な甘み。
- 三ケ日みかんジュース:やさしい酸味とコクで、夜の一杯にも朝の目覚めにも。
「ありがとう。これからも元気でいてね。」
そんな一言を添えて、食卓に小さな驚きと笑顔をお届けしませんか。