🌾季節の分かれ目「処暑」とは?意味・由来と過ごし方の工夫

こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
暦の上では秋が近づいてきましたね。
今回は、二十四節気のひとつ 「処暑(しょしょ)」 についてご紹介します。
処暑とは?
「処暑」は二十四節気の第14番目で、立秋の次に訪れます。
2025年は 8月23日 が処暑にあたり、次の節気「白露」の前日(9月6日)までの約2週間を指します。
「処」には「落ち着く・とどまる」という意味があり、
“暑さが落ち着き始める頃” を表す言葉です。
江戸時代の暦解説書『暦便覧』にも、
「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすればなり」
と記されており、夏の勢いが少しずつ鎮まり始める時期とされています。
処暑の気候と過ごし方
処暑のころは、日中はまだ汗ばむ暑さが残る一方で、
朝晩には涼しい風を感じることも増えます。
ただし、この時期は寒暖差が大きいため、夏の疲れが出やすく、体調を崩しやすい時期でもあります。
食生活や休養を大切にしながら、無理をせず過ごすことが大切ですね。
夏バテ予防におすすめの食材
・ビタミン豊富なトマトやゴーヤ
・疲労回復に良い豚肉
・水分補給に役立つきゅうりやスイカ
食卓にこうした旬の食材を取り入れることで、残暑を元気に乗り切れます。
処暑の頃の行事
処暑そのものに全国的な統一行事はありませんが、時期を同じくして行われる伝統行事もあります。
- 稲の害虫を追い払い豊作を祈る「虫送り」
- お盆の後、ご先祖様の霊を見送る「送り火」
- 子どもの健やかな成長を願う「地蔵盆」
いずれも夏の終わりを告げ、秋を迎える準備をする大切な行事です。
二十四節気と雑節
「処暑」を含む二十四節気は、1年を約15日ごとに区切り、自然の移り変わりを示す目安です。
春夏秋冬それぞれ6つ、合計24の節気があります。
さらに、日本独自の「雑節(ざっせつ)」と呼ばれる季節の節目もあり、節分や彼岸、土用など、今でも生活に根付いた行事が行われています。
こうした暦の知恵を知ると、毎日の暮らしにも四季のリズムを感じられますね。
季節を楽しむ心と贈り物
夏から秋へと移り変わる処暑の時期は、
「そろそろ残暑見舞いの時期も終わりかな」と感じる頃。
このタイミングで、旬のフルーツや特別なギフトを贈るのも素敵です。
たとえば、当店で扱う 静岡アローマメロン(山ランク) は、
暑さで疲れた体を癒す甘くジューシーな味わいで、贈答品にもご自宅用にもおすすめです。

季節の移ろいを感じながら、心も体も元気に秋を迎えましょう。