「マスクメロンの秘密」〜麝香甜瓜の名前の由来と美味しい食べ頃とは?〜

マスクメロン アールスメロン

◆ 麝香甜瓜(じゃこうてんか)って何?

「麝香甜瓜」と書いて、読み方は「じゃこうてんか」。これは、日本でも馴染みのある「マスクメロン」のことです。
名前の由来にはちょっとしたトリビアが隠れています。

よく、「マスクメロンは網目模様がマスクみたいだから?」と思われがちですが、実は違います。
英語で「マスクメロン」は muskmelon と書きます。網目の「mask(マスク)」ではなく、musk(麝香) という香料の名前に由来します。

「musk」の語源はギリシャ語の moskhos(麝香)で、甘く芳醇な香りを持つことからその名がついたのです。
ちなみに「麝香(じゃこう)」は、麝香鹿という動物のオスから分泌される天然香料のことで、ワシントン条約で保護されている貴重な存在です。

また、「甜瓜(てんか)」は、ウリ科の果物全般を表す言葉です。つまり「麝香甜瓜=香りのよいウリ」、それがマスクメロンなんですね。


◆ アールスメロンとの違いは?

日本で「マスクメロン」と言うと、一般的には「アールスメロン」のことを指します。
アールスメロンは、マスクメロンの一品種であり、特に温室栽培で育てられる高級メロンです。

静岡県の「クラウンメロン」や「アローマメロン」も、実はこのアールスメロンのブランド名。
その品質と味は折り紙付きで、贈答用としても非常に人気があります。

その他のマスクメロンも、アールスメロン系統の品種として広く流通しています。


◆ 食べ頃を見極める4つのサイン

せっかくの高級メロン、最高の状態で食べたいですよね。
マスクメロンの食べ頃のサインは以下のとおりです:

  1. 果皮の色が青緑から薄い黄色に変化する
  2. 甘く芳醇な香りが漂いはじめる
  3. 細い方のヘタがしおれ、細くなる
  4. 軽く叩くと、低く鈍い音がする
  5. お尻を押すと少し弾力を感じる

これらのサインが揃っていたら、まさに「今が食べ頃」。冷やしてカットすれば、極上の香りと甘さが楽しめます!


◆ まとめ

「マスクメロン=麝香甜瓜」。名前の由来を知るだけで、味わいがもっと深まる気がしませんか?
次にメロンを贈るときには、こんな豆知識も一緒に添えてみてはいかがでしょうか。


🍈【今シーズン初登場】夏限定!浜松産アールスメロン、販売スタート!

今年の夏、セレクトフードでは 今シーズン初登場となる「浜松産アールスメロン」 の販売を開始いたしました!
静岡県といえばクラウンやアローマが有名ですが、今回お届けするのは浜松の地で丁寧に育てられた、香り高く上品な甘さが特徴のアールスメロンです。

これまでご好評いただいている「アローマメロン」とあわせて、夏限定・期間限定の特別な味わいをぜひご堪能ください。
大切な方への贈り物にも、自分へのご褒美にもおすすめの逸品です。

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