すっぽんの日とは?浜名湖すっぽんの栄養とおいしさ|3~4年かけて育てる露地養殖

すっぽん鍋のふっくらとしたすっぽん肉を箸で持ち上げた料理イメージ

すっぽんの日とは?浜名湖のすっぽんの歴史と栄養、おいしさの秘密

窓から入るさわやかな風や、早くなる日暮れに秋を感じられるころになりました。
そして温かい鍋料理が恋しくなる季節になってきました。

鍋料理といえば、寄せ鍋、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどいろいろありますが、昔から「滋養の食材」として親しまれてきたものに「すっぽん」があります。

実は、すっぽんには「すっぽんの日」という記念日があるのをご存じでしょうか?

2026年の「すっぽんの日」は9月25日。

すっぽんの日は、静岡県浜名郡舞阪町(現在の浜松市中央区舞阪町)で制定された記念日で、中秋の名月(十五夜)にちなんだものとされています。中秋の名月は毎年日付が変わるため、すっぽんの日も年によって日付が変わります。

すっぽんといえば、「コラーゲンが豊富」「滋養の食材」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなすっぽんの特徴や歴史、栄養、おいしさの秘密とともに、浜名湖で大切に育てられている「浜名湖すっぽん」をご紹介します。

すっぽんってどんな生き物?

すっぽんは、川や池、湖沼などの淡水に生息するカメの仲間です。

一般的なカメとは違い、硬い甲羅ではなく、柔らかい皮膚に覆われた独特の甲羅を持っているのが特徴。

鼻先が細長く突き出している姿も、すっぽんならではの特徴です。

水中では身軽に泳ぐことができ、陸上でも意外なほど素早く動くことから、見た目からは想像できない俊敏さを持っています。

古くから日本料理の食材として利用されてきたすっぽんは、現在では高級料理の食材としても知られています。

楊貴妃も食べていた?

すっぽんについて調べていると、「世界三大美女の一人、楊貴妃もすっぽんを食べていた」という話を目にすることがあります。

ただし、楊貴妃が実際にすっぽんを食べていたという話は、歴史的事実として確定しているものではなく、伝説や俗説として紹介されることが多いものです。

それほど昔から、すっぽんは美容や滋養を意識する人々に注目されてきた食材として語り継がれてきた、と考えると興味深いですね。

浜名湖は、すっぽん養殖の歴史が長い場所


「浜名湖」と聞くと、うなぎを思い浮かべる方が多いと思います。

昔のすっぽんの養殖風景

しかし、浜名湖は実はすっぽん養殖とも深い関わりがあります。

浜名湖のすっぽん養殖を代表するのが、創業明治12年の「服部中村養鼈場(はっとりなかむらようべつじょう)」です。

服部中村養鼈場は、明治12年創業。現在も浜名湖の自然環境を生かし、すっぽんを露地養殖しています。

浜松市の公式情報でも、服部中村養鼈場では自然に近い環境で「完全路地養殖」を行い、11月から3月頃には池の泥の中で冬眠すると紹介されています。

3~4年かけて、じっくり育てる

すっぽんの養殖方法には、大きく分けて「露地養殖」と「加温養殖」があります。

加温養殖は、温泉や温排水、ボイラーなどを利用して水温を保ち、成長を促す方法。

一方、露地養殖は自然に近い環境の池で育てる方法です。

服部中村養鼈場では、明治12年の創業以来、露地養殖を守り続け、3~4年という長い時間をかけてすっぽんを育てています。

短期間で大きく育てるのではなく、冬には自然の環境の中で冬眠させながら、じっくりと成長を待つ。

この手間と時間が、浜名湖すっぽんならではの味わいにつながっています。

服部中村養鼈場によれば、露地養殖のすっぽんは冬眠に入る時期に脂が乗り、旬を迎えるとされています。良質な脂肪と、すっきりした風味をあわせ持つことも特徴です。

なぜ、時間をかけて育てるの?
すっぽんは、水温が下がると冬眠する生き物です。

浜名湖の露地養殖では、自然に近い環境の中で季節の変化を感じながら成長していきます。

時間をかけて育てることで、肉質のやわらかさや、すっぽんならではの旨みを楽しめるのが特徴です。

服部中村養鼈場では、自然環境に近い池で3~4年かけて育てることで、良質な脂肪とコクのある味わいを持つすっぽんを提供しています。

浜名湖の活すっぽん

すっぽんに含まれる栄養とは?

すっぽんは昔から「滋養の食材」として親しまれてきました。

では、実際にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

文部科学省の食品成分データベースによると、すっぽんの生肉100gあたりには、たんぱく質16.4g、脂質13.4g、カリウム150mg、鉄0.9mg、亜鉛1.6mg、ビタミンA 94μg、ビタミンB1 0.91mg、ビタミンB2 0.41mg、ビタミンB12 1.2μgなどが含まれています。

たんぱく質

すっぽんには、体を構成する重要な栄養素のひとつである「たんぱく質」が含まれています。

たんぱく質は、筋肉や皮膚、髪など、私たちの体をつくる材料となる栄養素。

年齢を重ねても健やかな毎日を過ごしたい方にとって、毎日の食事からたんぱく質を摂ることは大切です。

ビタミンB群

すっぽんには、ビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群も含まれています。

ビタミンB群は、食事から摂った栄養素をエネルギーとして利用するために関わる栄養素です。

「最近、食事のバランスが気になる」「毎日の食卓で栄養を意識したい」という方にも、すっぽんは興味深い食材といえるでしょう。

鉄・亜鉛などのミネラル

すっぽんには鉄や亜鉛、カリウムなどのミネラルも含まれています。

鉄は赤血球の材料となる栄養素、亜鉛は体内のさまざまな酵素の働きに関わる栄養素です。

ただし、すっぽんを食べれば特定の症状が改善する、病気を予防できるといった意味ではありません。

健康を意識するなら、すっぽんだけに頼るのではなく、魚、肉、野菜、果物などさまざまな食品を組み合わせ、バランスのよい食生活を心がけることが大切です。

すっぽんといえば「コラーゲン」?

すっぽんの魅力として、コラーゲンを思い浮かべる方も多いでしょう。

すっぽんの皮やエンペラなどにはコラーゲンが含まれています。

コラーゲンは皮膚や骨、軟骨など、体の組織を構成するたんぱく質の一種です。

美容を意識している方からも注目される成分ですが、「食べたコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになる」という意味ではありません。

すっぽんはコラーゲンだけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを含む食品として、食生活の中で楽しみたい食材です。

すっぽんのおいしさは「だし」にあり

すっぽんの魅力は、栄養だけではありません。

何といっても楽しみたいのが、その「旨み」です。

すっぽんの肉は、しっかりとした旨みがありながら、脂のコクとすっきりした味わいをあわせ持つのが特徴。

日本で最初にすっぽん養殖を始めた服部中村養鼈場も、浜名湖すっぽんについて「良質な脂肪とすっきりした上品でクセのない味わい」を特徴として紹介しています。

特におすすめなのが「すっぽん鍋」。

すっぽん鍋

鍋でじっくり煮込むことで、すっぽんの旨みがスープに溶け込み、深みのある味わいになります。

そして、鍋を楽しんだ後のお楽しみが「雑炊」です。


すっぽんの旨みがたっぷり溶け込んだスープにご飯を加えれば、最後の一滴まで味わいたくなるような贅沢な一品に。

浜名湖のすっぽん雑炊

日本酒などと合わせていただくすっぽん料理が、昔から高級料理として親しまれてきたのも、その濃厚な旨みと上品な味わいがあるからこそです。

秋から冬に楽しみたい浜名湖すっぽん

すっぽんは、秋から冬にかけて特に楽しみたい食材です。

露地養殖では、冬眠を前に脂が乗る時期を迎えるため、秋から冬にかけて、すっぽんならではのコクや旨みを楽しむのにぴったりの季節です。

肌寒くなってくると、温かい鍋料理が恋しくなります。

家族が集まる日の食卓に。

大切な方への贈り物に。

そして、毎日の食事から栄養を意識したい方にも。

秋冬のごちそうとして、浜名湖のすっぽんを味わってみてはいかがでしょうか。

セレクトフードでは浜名湖すっぽんを取り揃えています

セレクトフードでは、浜名湖岸で大切に育てられた、服部中村養鼈場のすっぽんを使用した商品をご用意しています。

ご家庭で本格的な味わいを楽しめる「すっぽん鍋」をはじめ、

・すっぽんスープ

・すっぽん玄米雑炊
・活すっぽん
・すっぽんカレー
・すっぽんサプリ
など、さまざまな商品を取り揃えています。

中でも今回、「すっぽん鍋 900gタイプ」も販売開始となりました。


浜名湖の自然の中で3~4年かけて育てられたすっぽんの、上品な旨みとコク。

浜名湖のすっぽん鍋セット

鍋で味わった後は、旨みの詰まったスープで雑炊まで。

すっぽんを丸ごと楽しむような、贅沢な食卓をご家庭でお楽しみいただけます。

浜名湖のすっぽんを、ご家庭の食卓へ

すっぽんは、古くから滋養の食材として親しまれてきた、日本を代表するごちそうのひとつ。

そして浜名湖は、そんなすっぽん養殖の長い歴史を持つ土地です。

明治12年創業の服部中村養鼈場が、自然に近い環境の中で長い年月をかけて育てた浜名湖すっぽん。

効率だけを求めるのではなく、時間と手間をかけて育てるからこそ生まれる、コクと旨みがあります。

秋から冬にかけて、温かい鍋料理がおいしい季節。

今年はご家族で、浜名湖の本格すっぽん鍋を囲んでみませんか?